子どもの食事「お腹いっぱい」の感覚と遊び食べ

保育園で1歳児を見ている時に、食事中お腹いっぱいになると遊び始めたり、寝たりする子を見て、子どもは「お腹いっぱい」の表現をどうやって知るんだろうと思ったので、私なりに考えてみた。

赤ちゃんはお腹が空いたら泣くけど、お腹が空いたと思って泣くというよりは空腹が不快で泣くんだと思う。それを大人が「お腹空いたね」って言いながらミルクや母乳で満たしてくれる。

そして、もう飲めなくなると乳首を吸わなくなる。もしくは、乳首を噛んだりする場合もあるかもしれない。それを大人が「お腹いっぱいなんだね」って理解してミルクや授乳を終わりにする。

ミルクや母乳時代の「お腹空いた」は泣きで表現して、「おなかいっぱい」は乳首から口を離すことで表現される。

それを離乳食や食事を食べ始めた子どもに当てはめて考えてみると食べるのをやめるってことが「おなかいっぱい」の表現に当てはまるように思う。

じゃあもしかしたら「遊び食べ」は食べるのをやめている状態だから、「おなかいっぱい」の表現の可能性が出てくる。

食事を食べ始めたばかりの子は「ごちそうさま」とはまだ言えない。ミルク母乳時代に学んだ「吸うのをやめる」(食べるのをやめる)ことで表現しようとするのではないだろうか。

ミルク母乳時代は好き嫌いもないし、大人は飲み物だけで生きていないのでミルクや母乳の飲む量は一定赤ちゃんに任せているところがあると思う。もちろんあまり飲まないと心配だが、一定飲んでいればまあ、飲まない日はそういう日もあるかなと赤ちゃんを怒ることもないと思う。

子どもが固形物を食べるようになってくるとそれは少し変化してくるように思う。

ミルクや母乳だけを飲んでいたら栄養が取れていた時と違い、栄養バランスを考えて食べてもらわなければならなくなることで、大人は子どもの好き嫌いが気になったり、食べる量が気になったりしてくる。

そうなると、子どもの前に出したものを子どもが食べきらないで食べるのをやめると残さないように言いたくなったり、好き嫌いしないように言いたくなったりする。

子どもは食べるのをやめることで「おなかいっぱい」を表現しているが、大人が食事を終わることを許してくれなければ食事を終わることができない状態もできてくる。

そうなってくると、もう食べられないけど終われない。もしくは食べられないものがあるけど、終われない。それなら遊ぶとか寝るとかしかなくなってしまうという可能性も考えられる。

そう考えて、子どもが食べるのをやめた瞬間に「お腹いっぱいなんだね」「それはごちそうさまっていうんだよ」と赤ちゃんの時とは違う「お腹いっぱい」の表現方法を子どもに伝えたり、「終わりならこのお盆にお皿を置いてね」と行動でも「ごちそうさま」を表現できるよう対応することにした。

その対応をしばらく続けると遊ぶ前に「(おし)まい!」と皿を片付けてごちそうさまをする姿が少しづつ増えていった。

好き嫌いについてはまた別の記事で書こうと思う。

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