抱っこしようとすると嫌がる子ども

泣いていたり、何かしんどそうだからと抱っこしようとすると嫌がる子がいる。

ただかわいいなと思って抱きしめようとするとそれも拒否する子がいる。

保育を始めたばかりの頃は、そうされると保育者である自分が拒否されているような気持ちになって抱っこするのをやめたり、その子から離れたりしていた。

でも、今はそういう子ほど抱きしめたいし、抱っこしたいと思っている。

その理由として1つは触覚が敏感すぎて触れ合うことを拒否している可能性があること

2つめは、気持ちがいっぱいで助けが必要な状態だけどうまく甘えられないことでそのような行動をとっている可能性があることがあげられる。

1つ目については、触覚が敏感だと触れ合うことが「人と触れ合っている」という情報として脳が理解する前に「何かに触れている!危険だ!」と脳が反応して不快に感じてしまうことがあるのではないかと思っている。

楽しかったり嬉しかったりする経験と共に触れ合ううちに、その感触に慣れて脳が「人と触れ合っている」と情報処理して抱きしめられることや抱っこされることに拒否感がなくなっていくのではないかと考えて、そのような対応をすることで、抱っこや抱きしめられることへの拒否感が和らぐ子もいた。

2つ目については、大人でも悲しいとかしんどいとか嫌だとかそういうネガティブな気持ちを抱えながら、生活をしている時に誰かに優しくされると涙が出そうになることがあると思う。

子どももそれと同じでもう心が感情でいっぱいで、でもそれを誰かにきいてもらったり、わかってもらったりすることなく過ごしていて、そんな時に抱っこされたり、抱きしめられたら「せっかく我慢してなんとかやってるのに!来ないで!」という心境になるのではないかと思う。

そう思っていたので、嫌がっても「苦しい時に一人にならないで。誰かに助けてもらっていいんだよ」と抱きしめていると大きく泣いて、泣き終わると体の力が抜けることはがよくあった。

小さいながらにいろいろ感じていて、周りを心配させないようにとか、困らせないようにとか一人で何とかがんばろうとしている子は以外に多い。そういう子ほど抱っこを嫌がったり、あまり泣かなかったりするように思う。

一人で何もかも抱えて生きるにはしんどい世の中なので、小さいうちから上手に周りに甘えたり助けてもらう力を身に着けて人と繋がりながら生きていってほしいと思う。

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